楓「温泉に行こうと思ってます」モバP「……」

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1 : ◆3P1o8JdRMw 2017/11/27(月) 00:57:37.17 ID:c6JRfw540 


モバP「温泉……」 

楓「……」 
v 

モバP「旅行ですか?」 

楓「ただ、疲れを癒したい。それだけです」 

モバP「…………僕は反対です」 

ちひろ「…………!」 
v 

楓(why……) 



2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 00:58:51.44 ID:c6JRfw540 

モバP「先日のライブを見ましたが……あなたの疲労はまだ、菜々さんに及びません」 

楓「……!」ピク 

モバP「今温泉に行きたいという……。それは逃げじゃないですか?」 

楓「っ、ちが……」 

モバP「まして全国にはもっと疲れてる人がいるかも」 

楓「…………」 

モバP「とりあえず……あなたは日本一のアイドルになりなさい」 


楓「――――――――!!」 


モバP「鬼怒川温泉はそれからでは遅くはない」 


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 00:59:51.96 ID:c6JRfw540 

楓「…………」 

モバP「……わかって、いただけましたか?」 





楓「……」ダッ! 

モバP「あっ、ちょっと! ち、ちひろさん! 捕まえてください!」 

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:01:22.31 ID:c6JRfw540 

楓「嫌です。意地でも温泉に行きます」ムスッ 

モバP「わかってくださいよ〜、今が大切な時期なんですから」 

楓「ずっとそんなこと言ってますよね?」 

モバP「いや、まあ。嘘は言ってないですし、ははは……」 

楓「私、ずうっとまとまったお休みいただけていないんですけど」 

モバP「それは悪いと思ってますよ。でもしょうがないじゃないですか。毎日仕事をもらえるなんて、この業界ではありがたいことなんですよ?」 

楓「それはわかってます。私だって、仕事をもらえてわーくわくしてます。でも、流石にそろそろお休みをいただきたいんです」 

モバP「ま、まぁ。うーん……」チラッ 

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:02:44.79 ID:c6JRfw540 


ちひろ「……いいんじゃないですか?」 



モバP「えっ」 

楓「本当ですか!?」 

ちひろ「はい! 仕事も大切ですけど、体を壊してしまったら元も子もないですから」 

モバP「おかしい、ちひろさんがこんなこと言うなんて……」ボソッ 

ちひろ「プロデューサーさん?」 

モバP「あ、いえっ、なんでもありません」 

ちひろ「……正直、私も疲れてたんですよね。どこかの誰かさんが、毎日のように仕事持ってくるから」 

モバP「えっ、僕が悪いんですか」 

ちひろ「いえいえ。でも、たまにはいいじゃないですか。頑張ってスケジュール調整してくださいね、プロデューサーさん」 

モバP「はあ」 

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:03:54.64 ID:c6JRfw540 

モバP(まぁ……) 


楓「やった! それじゃ、2人で予約とっておきますから。久しぶりの温泉、夜のお酒も含めて楽しまないとですね、ふふっ」 


モバP(楓さんも凄い喜んでるし、いっか……) 


モバP「……ん?」 

楓「はい?」 

モバP「2人?」 

楓「ええ、2人で」 

モバP「楓さんと、ちひろさんですか?」 

楓「いえ、私とプロデューサーです」 

モバP「…………??」 

ちひろ「あまり羽目を外しすぎないようにしてくださいね。何か問題が起こったら、結局もっと忙しくなってしまうかもしれませんし」 

楓「ええ、私も大人なので、上手く調整します」 



モバP「…………????」 

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:05:37.32 ID:c6JRfw540 

 


楓「それじゃ、乾杯〜!」 

モバP「え、ええ。乾杯……」 


カンッ 



楓「んっ……ぷはっ。ああ、やっぱりおいしい。温泉も気持ちよかったし、最高ですね」 

モバP「……今更なんですけど、どうして僕まで温泉に来る必要があったんでしょうか?」 

楓「え? だって、プロデューサーもお休みだったじゃないですか」 

モバP「まぁ、結果だけ言うとそうなんですけど」 

楓「だったら、別に不自然なところはありませんよね?」 

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:06:35.87 ID:c6JRfw540 

モバP「そ、そうですかねぇ? 休日に泊りがけでアイドルと温泉に行くプロデューサーって、中々に不自然だと思うんですけど」 

楓「まあ、そんな些細なことはいいじゃないですか。飲んでください、グイっと」 

モバP「……ちひろさんにも言われましたけど、あまり羽目を外しすぎないでくださいよ?」 

楓「ええ、もちろん」 

モバP(大丈夫かなあ……) 



モバP「……ま、もう来ちゃったんだし、楽しみますか!」ゴクゴク 

楓「それでこそプロデューサーです! このオフでビールをしこたま飲んで、羽根がのびーる気分を味わいましょう♪」ゴクゴク 

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:08:09.96 ID:c6JRfw540 

――1時間後―― 


モバP「それでね、菜々さんに言ってやったんですよ! 『この馬鹿、高校生が酒なんて飲んでいいと思ってるんですか!』って!」 

楓「ふふふっ。そういえば、菜々さん765プロの北沢さんのこと、ずっと『沢北さん』だと思っていたらしいですよ」 

モバP「あははっ! 阿呆ですね菜々さん! その、ちょっと抜けてる所が魅力的なんですけどね」 

楓「そうですねぇ。今日も、私たちが温泉に行くのすごく羨ましがっていました」 

モバP「あぁ、そうですか。菜々さんも今忙しいですから。少し落ち着いたら、頑張って休み調整しますよ」 

楓「そうですか! じゃあ、私たちは気兼ねなく飲みましょう飲みましょう!」ゴクゴクゴクゴク 

モバP「違いねぇ! はっはー!」ゴクゴク 

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:09:01.80 ID:c6JRfw540 

――2時間後―― 

楓「私、ブラックニッカをカッコよく飲む男性がタイプで」トクトク… 

モバP「ちょ、つぎすぎぃ! いや、奇遇ですね。僕もブラックニッカをスルッと飲む女性がタイプなんですよ」 

楓「……じゃーんけーんぽん!」 

モバP「やったぜ。」 

楓「……スルッといきます。……んぷっ、オロロロロロ」 

モバP「だっはっはっは!」 

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:10:32.70 ID:c6JRfw540 

モバP「落ち着きました?」 

楓「ええ。それにしても……梅酒はうめえっしゅ」ゴクゴク 

モバP「ちょ、パック直飲みはまずいですよ!」 

楓「ングング…………んぶっ!?」 

モバP(あ、止まった) 

楓「……ンー……ンー」 

モバP「ちょ、ちょっとまって下さいね。すぐに袋を――――」 

楓「オロロロロロ」 

モバP「だっはっはっは! ちょっと待ってくださいね! ティッシュ持ってきますから!」ゲラゲラ 

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:11:57.28 ID:c6JRfw540 

――3時間後―― 


モバP「気持ちわりぃ…………」 

楓「………………」 

モバP「完全に、飲み過ぎ、ました、ね……」 

楓「……プロデューサー、私の名前を言ってみてください」 

モバP「……え? なんですか……」 

楓「ちひろさんはちひろさん…………菜々さんは菜々さんってことです……」 

モバP(……何だ……?) 

楓「そして私は、私は誰なんでしょう?」 

モバP「…………?」 

楓「…………飲みます」トクトク…… 

モバP「……! か、楓さん! それ以上飲んだら――」 




楓「はい、私は楓。酒癖の悪い女……」クイッ 





楓「オロロロロロロロロロ」 





モバP「何してんだこの人……」 

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:12:46.50 ID:c6JRfw540 

 


チュンチュン 


モバP「……おはようございます」 

楓「おはよう、ございます」 

モバP「調子は……悪そうですね」 

楓「プロデューサーだって、顔色最悪ですよ」 

モバP「そりゃまぁ、大学生みたいな飲み方したらそうなりますよ。……あー、頭痛い」 

楓「私も、かなり……」 

モバP「いっつもあんな感じなんですか? 美優さんとか、早苗さんとかと飲んだ時って」 

楓「……いえ」 

モバP「そりゃそうですよね、毎回あんなんじゃ体持たないですし」 


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:13:18.31 ID:c6JRfw540 

楓「…………あなただから」 

モバP「……?」 

楓「プロデューサー、だけです。あんな風に、無茶して飲めるの……」 



モバP「……そっすか。ま、程々にしてください。このままじゃ、将来結婚した時に旦那さんが苦労しますよ」 

楓「…………」 

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:14:01.73 ID:c6JRfw540 





楓「…………どあほう」 

モバP「え、何故」 

楓「……そういうところですよ」 



おわり 

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/27(月) 01:19:19.21 ID:c6JRfw540 
読んでいただいてありがとうございました。 
僕は小暮が好きで