モバP「朴念仁と水面下」

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1 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 05:54:08.75 ID:hMnejziW0 



モバP「……」カタカタ 

文香「……」ペラッ 
 

周子「……」 
 

モバP「…………」チラッ 

文香「……」ペラッ 



周子「…………」 



2 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 05:55:34.86 ID:hMnejziW0 

ティロン 

モバP「……?」スッ 

周子「……」 



周子『ねえ』 



モバP「……」ポチポチ 



モバP『なんだ』 

周子『めっちゃ見てるよね』 

周子『文香ちゃんのこと』 



モバP「…………」チラッ 

周子「…………」 


3 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 05:56:36.40 ID:hMnejziW0 

モバP『なんだいきなり』 

周子『いや、別に』 

周子『ただ、すっごい見てるな〜って思ったから』 

モバP『……マジ? 俺、そんな見てた?』 

周子『そりゃあもう、ガン見だよね』 

モバP『マジすか』 

周子『好きなん???』 

モバP『アホなこと言うな??』 

周子『じゃあなんで?』 

4 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 05:57:33.02 ID:hMnejziW0 

モバP「……んー…………」チラッ 

文香「……」ペラッ 

周子「…………」 


モバP『タイプだからだ』 

周子『は?』 

モバP『そのまんまの意味だ』 




周子「………………」 


5 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 05:58:11.36 ID:hMnejziW0 

周子『ちょっといい?』 

モバP『なんだ?』 

周子『ここじゃ話しにくいから外で』 

モバP『いや、仕事あるんだけど』 

周子『ちょっとだけ』 




モバP「…………」ガタッ 

周子「……」スッ 



スタスタ バタン 




文香「……………………」 


6 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 06:00:14.36 ID:hMnejziW0 

周子「好きなん?」 

モバP「開口一番それかよ……。てかさ、俺そんなに見てた?」 

周子「自分でもわかってるくせに。チラチラ見てたでしょ」 

モバP「あっ、そっかぁ……」 

周子「で、どうなの?」 

モバP「好きとかではない、と思う」 

周子「ふぅん……」 

モバP「なんだその反応。そうだなぁ……格好いい俳優さんと共演した時、お前だってその人のこと見たりするだろう?」 

周子「あたしは、そうでもないけどね」 

モバP「本当かよ……」 

周子「うん。芸能界入って、カッコいい人見慣れちゃったのもあるけど」 

9 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 06:03:06.46 ID:hMnejziW0 

モバP「なるほどな。……だとしても、だ」 

周子「なに?」 

モバP「男というものはだね、綺麗な女性がいたらついつい見てしまうものなんですよ」 

周子「……」 

モバP「なんだその目は。一般的な男なんてこんなもんなんだって」 

周子「Pさんって一般的な男だったんだ」 

モバP「どこをどう見ても一般的な男だろうが……」 

周子「綺麗じゃなくってすいませんね〜」 

モバP「……訂正する。タイプの女の子がいれば、だ。周子だって充分綺麗だと思うよ、うん」 

周子「……」 

モバP「……」 

モバP(なんで機嫌悪くなってんだ……) 

10 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 06:04:00.30 ID:hMnejziW0 



周子「…………文香ちゃん、Pさんにもチャンスあるんじゃない?」 

モバP「え゛!?」 

周子「……好きなの?」 

モバP「んんっ! ……だから、好きとかじゃないって」 

周子「でも、Pさん今凄い反応してたよね?」 

モバP「そりゃあ、いきなりそんなこと言われたら驚くだろうが。……根拠は?」 

周子「……言わない」 

モバP「え、なんで?」 

周子「……文香ちゃん、今日休みなんだよね」 

モバP「うん、それが?」 

周子「そんだけ」 

モバP「そんだけかよ。もっとこう、いい感じの理由があるかと思ってたわ」 

周子「…………」 

モバP(何故このやり取りで機嫌が悪くなるんだ……) 

11 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 06:04:45.04 ID:hMnejziW0 

モバP「……わかったわかった。今度飯でも行こう。それで機嫌直してくれ、な?」 

周子「ん。ならいいんだけどね」 

モバP「結局飯ですか周子さん」 

周子「いやぁ、そういうわけでもないんだけどさ」 

モバP「じゃ、俺仕事戻るよ。周子は何時から仕事だ?」 

周子「あたしは帰ろうかな」 

モバP「え、仕事あったんじゃないの?」 

周子「ううん、ないよ。オフだったんだけど、暇だから事務所来ちゃった」 

モバP「そっか。じゃ、また明日」 

周子「うん、また明日。……あ」 

モバP「?」 




周子「ご飯、楽しみにしてるから。忘れないでね。じゃ!」 



12 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 06:05:37.04 ID:hMnejziW0 

 



ガチャ 

モバP「あー寒かった……」 




文香「……………………」 




モバP「……」カタカタ 

文香「……」ペラッ 

モバP「……」カタカタ 

文香「…………あの、プロデューサーさん」 

モバP「ん、どした?」 

文香「その……周子さんとは、どこへ……?」

13 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 06:06:32.49 ID:hMnejziW0 

モバP「え、別にどこか行ったわけじゃないよ。ちょっとした世間話をしたんだ。周子は帰っちゃったけど、何か用でもあった?」 

文香「いえ……そういうわけでは……」 

モバP「ならよかった。……あ、そうだ」 

文香「……どうしました?」 



モバ「あ、あのさ、その……ごめん、なんでもないわ」 

文香「……あ、あの……気になるのですが……」 

モバP「そう、だよなごめん。……その、なんで今日は来たんだ? オフなんだろう?」 

文香「え、あっ……!」ワタワタ 

モバP「あ、無理して答えてくれなくてもいいんだけどさ。ちょっと気になって」 

文香「…………その……暇、だったので…………」 

モバP「あっ、そっかぁ……」 

14 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 06:07:16.96 ID:hMnejziW0 

モバP「……」ポチポチ 




モバP『おい』 

モバP『文香暇だから来たらしいぞ』 




モバP「……あ」 

ティロン 


周子『当たり前やん』 



モバP「くぅ……」 


モバP『覚えとけよ』 

周子『覚えてたらね』 


モバP「…………」ポチポチ 

文香「……その」 

15 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 06:08:13.20 ID:hMnejziW0 

モバP「なに?」 

文香「お相手は、もしかして周子さん、ですか?」 

モバP「そうだけど」 

文香「……随分と、仲がよろしいんですね」 

モバP「いやーそうでもなんだよ。なんやかんやアイツは飯目当てで俺に絡んでくる部分あるからな〜」 

文香「……“アイツ”……」 

モバP「この前も高めのディナー奢らされちゃったしさ」 

文香「……ディナー……」 

モバP「でもまぁ、トップアイドルと食事行けるなんて贅沢な事だよな。俺もなんだかんだ、周子の事嫌いじゃないし」 

文香「……好き…………!?」 

モバP「だから……ん、どうした文香?」 

文香「プ、プロデューサーさんっ!」 

モバP「お、おうっ?」 







文香「わ、私もっ! ……い、行きたいです。食事……」 


16 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 06:09:37.11 ID:hMnejziW0 




モバP「……はぁ」カタカタ 

ちひろ「どうしたんですか、ため息なんかついて?」カタカタカタカタ 
 

モバP「お、さっきからずっといたちひろさん」 

ちひろ「なんですかその説明。……文香ちゃん、帰っちゃいましたね」 

モバP「勉強する、って言ってましたけど。あれ、店探しですかね」 

ちひろ「文脈的にはそうでしょう」 

モバP「はぁ〜……。ちひろさぁん、俺って、周子といい文香といい、飯を食わせてくれる財布か何かと思われてるんですかね」 

ちひろ「さぁーどうでしょうね〜」 

モバP「あぁ……仕事もしんどい」 

ちひろ「プロデューサーさんはアホですからねぇ」 

モバP「どういう意味っすか」 

ちひろ「いや、プロデューサーとしてはそこがいい所ですよ」 

モバP「え、どういう意味なんですか」 

ちひろ「そのまんまの意味です」 





おわり 

17 : ◆3UO.XRpYJ2 2017/10/20(金) 06:10:35.56 ID:hMnejziW0 
以上です。 
読んでいただいてありがとうございました。