塩見周子「はい、シューコの手作りだよ」

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1 : ◆.qG5SOGbi. 2017/02/14(火) 00:01:04.23 ID:1GLV2vHi0 
ガチャ 

周子「ただいまー」 

P「おう、お帰り。どうだった、里帰りは」 

周子「ん?楽しかったよ。ハイお土産」 

P「おっ、実家のかこれ」 

周子「そうだよー。あたしの手作り」 

P「え、マジで?」 

周子「うん、『帰ってきた時くらい手伝えー』って」 

P「そりゃ楽しみだ、ゆっくりいただくとするよ」

2 : ◆.qG5SOGbi. 2017/02/14(火) 00:02:22.17 ID:1GLV2vHi0 
周子「……」 

P「……」 

周子「……」 

P「…なぁ」 

周子「…んー?」 

P「……あれは?」 

周子「あれって?」 

P「今日は何の日だ?」 

周子「ふんどしの日」 

P「そうじゃねぇよ。っていうかそうなのかよ」

3 : ◆.qG5SOGbi. 2017/02/14(火) 00:03:07.57 ID:1GLV2vHi0 
周子「うん。駅前のデパートでセールしてたよ」 

P「マジか…買う人いんのかな」 

周子「…どうなんだろ」 

P「……」 

周子「……」 

P「……いや、他にもセールしてるのあったろ」 

周子「…えー、どうだっただろ?」 

P「いやあるだろ。あったはずだよ。この日にふんどしだけセールされてるわけねぇよ。仮にふんどしだけセールされてたら潰れてるわあそこ」 

周子「閉店セールだったよ」 

P「潰れるのかよ。いや違う、そこじゃない、そういうことじゃない」

4 : ◆.qG5SOGbi. 2017/02/14(火) 00:03:39.03 ID:1GLV2vHi0 
周子「…じゃあ、どういうことなん?」 

P「……」 

周子「…プロデューサーさん、言いたいことはきちんと言わなアカンで〜?」ニヤァ 

P「くっ…」 

周子「ほら、今日は何の日で、それがどうしたん?」 

P「……チョ」 

周子「チョ?」 

P「……」 

周子「チョ〜?」ニヤニヤ 

P「……なんでもねぇよ」 

周子「え、じゃああげへんよ?」 

P「チョコをください」 

周子「ちゃんと言えるやん」 

5 : ◆.qG5SOGbi. 2017/02/14(火) 00:04:42.15 ID:1GLV2vHi0 
P「うっせ。ほら、言ったんだから、くれ」 

周子「…プロデューサーさん、人にものを頼むときってそんな態度でいいのかな?」 

P「ください」 

周子「はい、よく言えました。ハッピーバレンタイン」 

P「おう、ありがとう……え?」 

周子「ん?」 

P「それ?」 

周子「うん」 

P「板チョコじゃん」 

周子「シューコの手作りだよ♪」 

P「明治って書いてあるじゃねぇかよ。おまえは明治の娘でもあんのか?」 

周子「和菓子屋の娘だよ」 

P「知ってるよ!」

6 : ◆.qG5SOGbi. 2017/02/14(火) 00:05:41.92 ID:1GLV2vHi0 
周子「もらえないよりマシでしょー?」 

P「…まぁ、そうだな……」 

周子「…プロデューサーさん、ひょっとして手作りが良かった?」 

P「……」 

周子「プロデューサーさーん?」 

P「そんなことない」 

周子「またまた〜」 

P「本当だって」 

周子「…素直じゃないと、あげないよ?」 

P「…持ってんの?」 

周子「プロデューサーさん次第かなー」 

P「……」 

周子「…プ〜ロデュ〜サ〜さ〜ん?」 

P「…分かった。欲しいです。周子さんの手作りチョコが欲しいです」 

周子「よく言えましたー♪」 

P「…ほれ、だから…」 

周子「はいはい、ちょっと待ってね…」

7 : ◆.qG5SOGbi. 2017/02/14(火) 00:06:13.50 ID:1GLV2vHi0 
ヒョイ 

周子「ハイ、あーげたっ!」 

P「……は?」

8 : ◆.qG5SOGbi. 2017/02/14(火) 00:07:33.02 ID:1GLV2vHi0 
周子「やーい、プロデューサーさん引っかかったー!」 

P「……お前…この……小学生かお前ぇ!」 

周子「あははは、ごめんごめん!」 

P「……もういいです。塩見さん、板チョコください」 

周子「…あー、プロデューサーさん?怒っちゃった…?」 

P「怒ってないです」スタスタ 

周子「悪かったって」 

P「怒ってないです」 

周子「ごーめーんー!」 

P「怒ってない」 

周子「……ごめんね、ちょっとからかいすぎたよ。ほら、こっちおいで?」トントン 

P「いやです」 

周子「もー、意地悪したのは謝るからさー。ほら、八つ橋食べよ?美味しいよ」 

P「……」 

周子「来ないんなら食べちゃうよー?」

9 : ◆.qG5SOGbi. 2017/02/14(火) 00:08:34.34 ID:1GLV2vHi0 
P「…分かったよ。悪かったよ俺もへそまげて」 

周子「ん。はい、おたべー?」 

P「おう。じゃ、いただきます……ん?」 

周子「……」ジーッ 

P(これ、チョコだ…あれ?でも見た目普通の八つ橋だよな…ん?) 

周子「どう?お味のほうは」 

P「…これ、八つ橋だよな?」 

周子「…狐につままれたみたいな顔してー。ホワイトチョコだよ、変わり種で人気なんだ」 

P「ほぉー…」 

周子「……で、味のほうはどうなのよ?」 

P「…美味い」

10 : ◆.qG5SOGbi. 2017/02/14(火) 00:09:36.20 ID:1GLV2vHi0 
周子「…そっか。そっかー、良かったわー!」 

P「まぁ、これで板チョコの分はチャラだな」 

周子「何その言い方」 

P「だってお前よぉ…」 

周子「別にええよ。元からあれ渡す気なかったし」 

P「…え、どういうことよ」 

周子「はい、八つ橋お食べー」 

P「あ、いただく……ん?」 



(そうだよー。あたしの手作り) 



P「……あぁっ!」 

周子「♪」 

11 : ◆.qG5SOGbi. 2017/02/14(火) 00:13:46.76 ID:1GLV2vHi0 
終わりです。