塩見周子「風林火山のフォックステイル」

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1 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:49:50.76 ID:6A1sdFVZo 
風林火山 
時勢や情勢に合わせた対処の方法のこと。 
もとは軍を指揮するときの四つの心構えのこと。 
風のように速く行動して、林のように静かに機会を待ち、火のように激しく襲い掛かり、山のように動かずに構えるという意味。 
孫子の中の句を略した言葉で、武田信玄が旗印に使ったといわれている。 
(引用元: http://yoji.jitenon.jp/yojic/1203.html ) 

前作→ 水野翠「嚆矢濫觴のスナイプショット」 

2 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:50:38.36 ID:6A1sdFVZo 

周子「ね〜プロデュ〜サ〜まだ終わらないの〜?」 
1 


P「まだ終わらないんだよ〜」 


周子「今日何の日か知ってるでしょ〜?」 


P「もちろん知ってるよ〜ん」 


周子「誰の誕生日でしょ〜か?」 


P「かわいいかわいい周子ちゃんの誕生日だよ〜ん」 


周子「大当たり〜!大当たりのプロデューサーには、かわいいかわいいしゅーこちゃんにプレゼントをあげる権利をあげよう!」 


P「プレゼントをあげる権利をあげるって何だよ……今は仕事中だから何も出てこないぞ」 


周子「それでその仕事はいつ終わるの〜?」 


P「このへばりついたガムみたいな資料が完成しないと終わらないんだよ〜」 

3 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:51:40.00 ID:6A1sdFVZo 
周子「明日じゃダメなのその資料?」 


P「明日でもいいんだけどね〜明日の俺にツケが回ってくるからね」 


周子「ふむ」 


P「それに今終わらせないと周子の誕生日祝う時に資料がチラついて素直に祝えなくなるんだよ……」 


周子「何よそれ……」 


P「もうちょっと待っててくれ。すぐ終わるから」 

4 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:52:05.74 ID:6A1sdFVZo 
周子「プロデューサーってさ、好物最後に食べるタイプって言われない?」 


P「いきなりどうした」 


周子「いや、さっきの会話でさ、なんとなくプロデューサーって苦手な物から先に食べそうだなって」 


P「間違っちゃいないが、そもそも苦手な物あんまりないからなあ。食いたくない物から先に食べるってのはやるけど」 


周子「ま〜プロデューサー事務所で随一の悪食だからね〜。苦手な食べ物とかあったりしないの?」 


P「苦手……腹がいっぱいの時に食わされる飯だな。あれだけはダメだ」 

5 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:52:39.81 ID:6A1sdFVZo 
周子「何それ」 


P「腹がいっぱいの時に食う飯はな、何食っても美味くないって思っちまうんだよ」 


周子「お腹いっぱいの時にさらにご飯って食べなくない?」 


P「情けないプロデューサーくんはね、接待とかでつい食べさせられるってのが多いんだよ……」 


周子「なんであたしらに秘密でこっそり食ってんの」 


P「この前接待でかなり食った後でさ、最後に大盛カレー出てきたんだよ。もうみんな腹パンパンでさ、課長も部長も相手方も全員グロッキーでさ、俺と相手方のディレクターで必死に食ってんの」 


周子「ふーん」 


P「あれほど辛い飯はなかった。カレーに罪はないんだけどさ。空腹は最高の調味料って言うだろ? 美味い物は一番腹減ってる時に食うのが一番なんだ」 

6 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:53:17.43 ID:6A1sdFVZo 
周子「そんな事聞いてたらお腹すいたーん♪資料終わった?」 


P「終わったよ」 


周子「よっしゃ♪どっか食べに行こーん!」 


P「焼肉かラーメンどっちがいい?」 


周子「ちょっとちょっと。なんであたしはそんなにワイルドな選択肢しかないの」 


P「えー?何がいいの」 



7 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:53:52.86 ID:6A1sdFVZo 
周子「先週さ、あたしが教えた料亭、翠ちゃんと行ってたでしょ」 


P「行ったよ。何で知ってるの?」 


周子「本人から聞いたよ。凄い機嫌良さそうに話してくるんだもん」 


P「あれ、あの後周子の所行ってたのか……」 


周子「プロデューサー食えたら何でもいい貧乏舌だからなぁ。ちゃんと京都の味分かった?」 


P「こういう時だけ京都人オーラ出すのやめろよ……」 


周子「まあ、翠ちゃんの事は一旦置いておくとして、なんか食べに行こうよ」 


P「なんかって、結局何がいいんだよ」 


周子「そうだなあ……」

8 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:54:24.86 ID:6A1sdFVZo 
P「この店は」 


周子「あたしの秘密の店♪まだプロデューサー以外の誰にも教えてないよ〜」 


P「お前そういうの本当に好きだな。いくつくらい秘密の店隠し持ってるんだ?」 


周子「それも秘密♪」 



P「中は意外と和風なんだな」 


周子「やっぱりあたしは、和風な方が好きだからさ。こういう店ならストックはたくさんあるよ」 


P「なるほど」 


周子「さて! プロデューサーはどれにする?」 

9 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:55:03.70 ID:6A1sdFVZo 
周子・P「かんぱーい!」 


P「ああ、一仕事終えた後の酒は最高にうめえ」 


周子「そんなに美味しい?あたしはまだ飲めないけど」 


P「美味すぎて涙が出る。のは冗談だけど、やっぱり解放感だな」 


周子「解放感もご飯を美味しくするの?」 


P「周子も仕事した後の飯は美味いと思うか?」 


周子「まあ、ライブとか収録終わった後のご飯は美味しいけど……」 


P「それだよ。何かを成し遂げたり、何か終わった後の飯は解放感が付いてるから美味しく感じるんだ」 


周子(よく分からないけど、深い言葉のような気がする……)

10 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:55:29.21 ID:6A1sdFVZo 
P「飯もいけるな。流石は周子秘密の店だな」 


周子「でしょ〜?」 


P「しかし、こういう店どうやって知るんだ?」 


周子「あたしはコネクションが広いからね〜。誰かから教えてもらった店を周子フィルターにかけて知るって訳よ」 


P「ふ〜む、周子フィルター……」 


周子「やっぱり美味しい物は自分の足で探さないとね〜」 

11 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:55:59.03 ID:6A1sdFVZo 
P「おっと、そうだそうだ」 


周子「どったの」 


P「いつも頑張ってくれてるかわいいかわいい周子ちゃんに誕生日のプレゼントだよ〜ん」 


周子「本当に?」 


P「本当だよ〜」 


周子「本当に本当に本当に?」 


P「本当に本当に本当だよ〜ん」 


周子「ほんまに?」 


P「ほんまだよ〜」 

12 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:56:49.78 ID:6A1sdFVZo 
周子「ワーオ!ネックレス!」 


P「周子に合いそうな物探してたんだけどさ、周子って本当に何でも合うからさ、無難なのになっちまったよ」 


周子「いいじゃん。プロデューサーのセンスも錆び付いてないようで何より」 


P「ご満足頂けたでしょうか?お姫様」 


周子「うむ!余は大満足じゃ!」 

13 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:57:57.75 ID:6A1sdFVZo 
P「結構食ったし、そろそろ帰ろうぜ」 


周子「お代は?」 


P「誕生日のお姫様に飯代払わせる程、俺は野暮じゃないぜ」 


周子「ヒュー!カッコイイー!一年中誕生日だったらいいのにな〜!」 


P「1年中飯代たかるのは勘弁してくれ!」

14 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:58:24.70 ID:6A1sdFVZo 
周子「寒い〜!」 


P「寒いなァ〜!」 


周子「……なんだかんだでさ、今年も色々あったよね」 


P「全くだ。LiPPSやらCAERULAやら。去年程じゃなかったけどな」 


周子「去年は去年。今年は今年。でしょ?」 


P「あら。引き摺ってるかな、なんて思ってたのに」 


周子「しゅーこちゃんは昨日より今日!今日より明日!今年より来年だから!」 


P「……なるほど」 


周子「アイドル塩見周子。まだまだ全然燃え足りないから!」 

15 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 22:58:50.52 ID:6A1sdFVZo 


周子「これからもよろしく!プロデューサー!」 


P「こっちこそ!」

16 : ◆zNp0QpB9e. 2016/12/12(月) 23:01:09.46 ID:6A1sdFVZo 
終わったよ 
周子ちゃん誕生日おめでとう!これからも和風ドルの最前線を素早い狐の如く駆け抜けてほしいです